内臓脂肪は燃やせる!

内臓脂肪は燃やせる!

内臓脂肪はたまりやすい!?

 

「内臓脂肪はたまりやすいのか?」と聞かれれば、「日本人は内臓脂肪がたまりやすい体質」と答えます。それは「日本人は太古から少量の食糧でも栄養素をからだの中にため込むことができる人種としてからだが作られてきた」との研究報告があるからです。また、日本人が暮らしてきた環境では、四季の移り変わりの中で食糧が豊富にとれない時期があり、日本の歴史においても幾度かの大飢饉が記録されていることから、そのような事実は明らかと言ってよいでしょう。

 

そのような環境にからだが適応してきた日本人は、貴重な脂肪分はできるだけからだにため込めるからだの構造とともに、野菜や魚を中心とした食生活で消費エネルギーと摂取エネルギーとのバランスが釣り合うような体質になってきたと言ってよいのです。

 

その一方で、今日では肉食やカロリーの高い欧米型の食事や食習慣が一般的となったことで、現代人はより内臓脂肪がたまりやすくなったと言えるのです。肉食文化である欧米人では、肥満体型の人が多いのですが、その多くは皮下脂肪型の肥満となっているようであり、からだへの悪影響はそれほど深刻なものではないと言われています。

 

以上のことから、日本人で肉食中心の人や脂っこい食事が大好きで習慣的に食べているような方は、内臓脂肪がたまりやすい人となります。さらに言えば、日本人の腸は長くて野菜を腸内で発酵させて分解して排泄する機能となります。他方で、肉食文化では、からだの中で肉はすぐに腐敗してしまうので、肉食が中心となる欧米人の腸は短くて、素早く脂肪分や老廃物を体外へ排泄できるようになっているのです。

 

そして、このような腸の長さの違いや脂肪の分解吸収メカニズムの違いからも、日本人の場合は、腸が脂肪をため込みやすいものになっていると考えてよいのです。それゆえ、内臓脂肪が蓄積されやすい体質と言ってよいと思います。

 

内臓脂肪はつきやすいが燃えやすい!

 

日本人の場合は比較的かんたんに内臓脂肪がからだの中にたまりやすい体質とはなりますが、内臓脂肪は「燃えやすい」といった性質があります。一方、皮下に脂肪がたまる皮下脂肪は、長い間にわたって少しずつ蓄積された脂肪であることから「燃えにくい」といった性質があります。

 

そして、脂肪燃焼のメカニズムとしては、まず食事から摂った脂肪をエネルギーに変えて消費して、次にそれだけでは足りない場合には体内に蓄えられた脂肪、つまり内臓脂肪をエネルギーに変換して燃やして消費した後に、最後に足りない場合には皮下脂肪をエネルギーに変えて燃やすこととなるのです。そのことから、できるだけ内臓脂肪をエネルギーに変えて燃やせば内臓脂肪は減ります。

 

そのためには、まず食事から摂取するカロリーを低めに抑えて消費するカロリーが常に上回るような食事療法をします。その上で、内臓脂肪を燃やすことができるような運動に取り組めば、内臓脂肪はどんどん燃やして減らすことは十分に可能となります。

 

内臓脂肪を効率的に燃やすための運動としては、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動となります。内臓脂肪を燃やすためには、からだにたくさんの酸素を取り込む必要があります。脂肪は酸素と結合することで燃やすことができます。そのことから、運動しながらからだの中にたっぷり酸素を取り込める有酸素運動が内臓脂肪の燃焼には有効となるのです。

 

ウォーキングなどの有酸素運動では、始めてから20分くらい経つと脂肪が燃えてくると言われています。そして、20分以降は、続ければ続けるほど内臓脂肪をどんどん燃やすことができます。また、一度に20分続けてウォーキングなどができなければ、10分ずつなど数回に分けて回数を重ねても同じ効果が得られるようです。


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