内臓脂肪は病気なのか?

内臓脂肪は病気なのか?

「内臓脂肪は病気なのか?」…内臓脂肪自体は、脂肪なので病気とは言えません。内臓脂肪とは、食事から摂取したカロリーが消費するカロリーを上回ってしまうことで、消費し切れない分のカロリーが脂肪に合成されて、肝臓や腸、胃などの臓器の周りに蓄積された状態となります。

 

そのことから、内臓脂肪とは脂肪がどのような体内の部分にたまったかの状態を単に示唆するものであり、内臓脂肪と一緒に語られる皮下にたまった皮下脂肪と同じと言ってよい面があります。そして、皮下脂肪自体も病気ではありません。しかし、内臓脂肪が体内でたくさん蓄積されて肥満状態になると、「肥満症」という病気扱いになる、あるいは病気との因果関係が深くなってしまうことから「病気」としての扱いになると考えられるのです。

 

内臓脂肪の悪影響について

 

内臓脂肪としてたまった脂肪の脂肪細胞は、からだに悪影響を及ぼす働きがあるのです。一方、皮下脂肪での脂肪細胞自体は、健康被害をもたらすような細胞ではないと言われています。

 

内臓脂肪の脂肪細胞による弊害は、まず血液状態に認められると言われています。と言うのは、血液中に内臓脂肪や老廃物が流れ込んでしまうことで、少しずつ血液がドロドロな状態になって流れが悪くなってからだに十分な酸素と栄養分が行き渡らなくなります。そうなると、からだのあらゆる臓器機能が低下してからだの免疫力も低下することで病気になりやすい体質となってしまいます。

 

さらに、血液の流れが悪くなると基礎代謝機能も落ちてしまうことで、さらに内臓脂肪がたまりやすくなって内臓脂肪型肥満となると「肥満症」という病気としてみなされることとなります。内臓脂肪型肥満の「肥満症」になると病気となることで、いろいろな症状や病気の引き金となります。

 

肥満症による症状としては、高血圧症・脂質異常症・高血糖症といったものとなります。そして、内臓脂肪の蓄積が進んだ肥満症では、それらの症状を併発する傾向が強くなります。これらの症状のうち2つ以上を併発してしまうと、他の重大な病気の引き金となるリスクがさらに高くなるのです。たとえば、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞といった病気のリスクが高くなります。また、最近の研究では、がんになってしまう確率も高くなることが分かっています。

 

以上のように、内臓脂肪自体は病気とは言えませんが、内臓脂肪がたまるといろいろな怖い病気と強い因果関係が認められるので、内臓脂肪は病気ではないが放置してしまうと、ゆくゆくは病気になってしまう可能性がとても高いのです。それゆえ、「内臓脂肪は病気の一種」と考えて、内臓脂肪がたまってしまったら内臓脂肪を減らす対処をすることがとても重要になります。


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